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情報化が進み、時代は急ピッチで移り変わり続けています。
 
 
AIの登場で人間のする仕事がなくなるということはあり得ませんが、かつて産業革命の時代に起こったように、人間のする仕事の種類が変わっていくでしょう。
 
 
せっかく就職したのに仕事がなくなっては大変ですね!
 
 
今の仕事がこのまま無事に続けられるのか、またこれから就職するにはどんな職業をえらべばよいのか不安になります。
 
 
でも、物事は「本質」を考えることで見えてくるものが多いです。まずはこの10年でなくなる可能性の高い職業をみていきましょう。

 
 

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日本で今後10年でなくなる仕事

 

 
オックスフォード大学のマイケル A. オズボーン准教授とカール・ベネディクト・フレイ博士との共同研究で、601種類の職業について人工知能やロボットに取って代わられる確率を計算した論文が発表されました。いわゆる「オズボーン論文」と呼ばれるものです。
 
 
それによると、10~20年後、日本の労働人口の約49%が就いている職業でAIに取って代わられるという予想が出ました。
 
 
約半分? ほ、ほんまでっか?
 
 
なんだか人々の不安をあおりたいのかと思えるような内容ですが、提示されたなくなる可能性の高い仕事100個、なくならない可能性が高い仕事100個から、見えてくることもあります。

 
 

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なくならない仕事は「人間」でなければできない事

 

 
これからもなくならない仕事は、人間にできてAIやロボットにはできない(苦手な)仕事です。
 
 
つまり、「人間の感情」に大きく関係する分野、「創造性」の高い分野になります。
 
 
具体例をあげると、教育者・芸術家、評論家、カウンセラーなどです。
 
 
医師、看護師など医療関係者は今後も必要ですが、仕事の在り方が変わっていくと思われます。人でなくてもできる単純な医療行為は、AIに任せたほうがかえってヒューマンエラーがなくなり改善されるといわれているからです。
 
 
これからの臨床医(研究医は違う)は頭の良さではなく、患者の「心のケア」をしっかりできる人が望まれます。

 
 

10年後になくなる可能性の高い仕事

 

 
先程ご紹介した「オズボーン論文」で発表された今後10年~20年でなくなる可能性の高い仕事の中から代表的なものとをあげます。
 
 
なくなるのではなく、あくまで「可能性が高い」ですよ。
 
 
電車運転士
路線バス運転手
経理事務員
郵便外務員
学校事務員
ビル清掃員
銀行窓口係
スーパー店員
弁当・総菜類造工
新聞配達員
マンション管理人
通関士
警備員
測量士
タクシー運転手
秘書
航空管制官
プログラマー
税務職員
行政書士
税理士
弁理士
公認会計士
不動産鑑定士
社会保険労務士
司法書士

 
 
10年後になくなる可能性の高い職業には、共通の特徴があります。
 
 
それらのすべてが自動化やインターネットを含めたAIの発展で影響を受ける職種なのです。
 
 
単純作業や完全にマニュアル化できる事は、もはや人の手を借りずすべて機械(AI)で対応できてしまうのです。
 
 
気になるのが、最後のほうにいわゆる「士業」が連なっているところですね。
 
 
弁理士や司法書士など士業は、国家資格が必要な専門性の高い職業です。
 
 
それらがなくなる可能性が高いというのがおもしろいです。知的労働者もAIに取って代わられる可能性があるということですね。
 
 
もしあなや身近な人が目指している場合、慎重に考えてみてください。

 

 

10年後もなくならない可能性の高い仕事

 

 
10年後になくなる可能性が高い仕事もあれば、反対に残っている可能性が高い仕事もあります。すべての仕事が機械だけでまかなえるわけではなく、人間だからこそできること、人間にしかできないこともたくさんあります。
 
 
もちろん残っている可能性が高いだけで、確実に残っている保証はありませんよ。
 
 
「10年後もなくならない仕事」にあげられた中の、ごく一部をご紹介します。
 
 

言語聴覚士
保育士
小中学校教員
医師
教育カウンセラー
ゲームクリエーター
経営コンサルタント
スポーツインストラクター
デザイナー
観光バスガイド
ツアーコンダクター
犬訓練士
コーディネーター
映画監督
舞台演出家
俳優
声楽家
作詞家
作曲家
評論家
料理研究家
理・美容師

 
 

◆保育士・教師

 

 
保育士や小中学校の教員は、簡単に言えば子供の世話・教育にたずさわる仕事です。
 
 
子供は合理的な思考・行動はしないものなので、何かあれば臨機応変に対応する必要があります。
 
 
保育士の仕事はマニュアル化ができない事が多く、すべてを機械化することは難しいです。
 
 
小学校・中学校の教員も同様です。
 
 
知識を増やし知的脳力を高めるだけが教育というなら、機械化も可能でしょう。
 
 
しかし、現代の日本の学校は勉強を教わるだけではなく、人間形成に重要な人間関係や社会との関わり方をきちんと学ぶ場でもあります。
 
 
小中学校は人間の人格形成期で、人が心身ともに成長する大切な9年間です。この時期の過ごし方は、人間(教員)抜きに考えることはできないのです。
 
 
つまり、人間を育てるのは人間にしかできないという事です。
 
 
ただし、問題になっている保育士や教師の過労の元、雑務はAI化できるでしょう。会計処理や掃除など機械化できる部分も多いです。そうすることで、保育士や教師は、よりゆとりをもって職務につけるでしょう。

 
 

◆芸術関係の仕事

 

 
一般にクリエイティブな発想が必要なジャンルの職業は、何年経ってもなくなることはないでしょう。
 
 
芸術とは、人の中にある無限の可能性を深く引き出す仕事です。才能、技術だけでなく、作品にはその人間の個性やセンスが問われます。
 
 
作曲家、作詞家、音楽家、画家、陶芸家など芸術家と呼ばれる人たち、作家、映画監督、俳優などは、これからもずっと需要がなくなることはないと思われます。

 
 

新しく生まれる可能性のある仕事

 

 
AIというこれまでなかったものが登場することで、それに関連する新しい職業が生まれる可能性もあります。
 
 
社会の変化によって、なくなる仕事があれば生まれる仕事もあるということです。

 
 

◆ロボット(AI)アドバイザー

 
 
今後は、AIやロボットが登場する人工知能時代になっていきます。AIやロボットが人の代わりに仕事をするということは、人間がロボットを使いこなす必要があるということです。
 
 
あちらこちらでAIが導入されるようになると、その操作をサポートするアドバイザーが必要となるでしょう。
 
 
また、AIは素晴らしい能力を持っていますが、しょせん機械です。精巧なだけ繊細にできていますから不具合の発生確率は高いです。
 
 
だから、不具合が起こったときなど、トラブルが発生したときにすぐに解決してくれる存在も必要になります。
 
 

絶対になくならない仕事は存在する

 

 
AIやロボットが職場にあふれ人間の仕事を奪っていくのではないかと不安になる人もいますが、オズボーン博士は、これは人類にとって歓迎すべきことだと主張します。
 
 
私たちはかつて洗濯は洗濯板で、お米を炊くときはかまどで主に主婦が手作業で行っていました。
 
 
でも、洗濯機や炊飯器の登場でその仕事はなくなりましたね。そして、その余った時間を使って、私たちは新しい別の事に取り組むことができ、芸術性を高めたり、技術を発展させたりできたわけです。
 
 
AI化が進む現在は、それと同じ状況なのだとオズボーンは言います。
 
 
現時点では、AIやロボットは芸術などのクリエイティブな発想は苦手です。
 
 
だから、人間はコンピュータや機械にできる仕事はそれらに任せて、より高次元でクリエイティブなことに集中できるようになります。
 
 
そうして新しい技術や知性を磨いていくと、これまで以上に素晴らしい「クリエイティブ・エコノミー」の時代を創れるのです。

 
 

自分のやりたい仕事を選ぶ

 

 
これからは知的労働者もマニュアル化できる作業の多い職種はAIに取って代わられる可能性が高いです。
 
 
これから就職する人は、できるだけ誰にでもできる仕事・完全マニュアル化された仕事を選ぶべきでないといえます。
 
 
オズボーンの主張は、裏を返せば「高次元でクリエイティブなスキルを身につけられなければ、失業するリスクが高くなる」ということです。
 
 
なかなか厳しい社会になりそうですね。
 
 
これから社会に出る人は、自身がやりたいと思える仕事、魅力を感じる仕事を探すことが大切だと思います。自分がやりたくない仕事、苦痛に感じる仕事に人生の多くの時間を割くのでは生きる喜びを得られないからです。
 
 
機械化されないものは、創造的な仕事の他に、「」人間の感情」「人間の教育」にたずさわる仕事もあげられます。
 
 
仕事を長く続けるためには自身が納得できる仕事を見つけることが大切ですが、やはり将来性も考えておきたいものです。
 
 
今後、将来性のある仕事は人間にしかできない事、人間だからできる事、つまり、人の感情・教育・創造に関する事と、頭の片隅に入れておくとよいでしょう。

 
 
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