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こんにちは~!
関西地方で、かなり大きな地震がありました。わが家は震度6弱の地域でしたよ。
でも、私は在宅ワーカーなので、「家」さえ無事なら大丈夫なのです。普段から1週間は買い出しに行かなくても食いつなげるようにしてるので、問題ないです。
怖いのは、たまたま外出中に遭ってしまう場合ですね。帰宅困難者には、なりたくないです。
目次
「自粛の強制」「不謹慎狩り」は異常な同調圧力によるもの
震災のたびに起るのが、芸能人など有名人の「不謹慎狩り」。どうしてそんなに人の発言にかみつく人がいるのでしょう。今回も、いろいろ言われています。
あれは「同調圧力」の一種です。
もちろん、程度やその人の立場・発信力の大きさによりますが、「え?こんなことで文句言われるの?」というような些細な事を糾弾し、炎上させる人たちがいます。
いちいちチェックしてそれを攻撃する人のほうが、ずっと心の狭い退屈な人間ではないでしょうか?
一方、「善意の押し付け」も、毎回問題になりますね。被災地にすごい数の古着が届けられたり、千羽鶴が届けられたり・・・
被災地の自治体がもっとも必要としていていくらあっても困らないのは、間違いなく「現金(キャッシュ)」です。善意があるなら、わずかでも「自治体」へ寄付・募金をするのがよいですよ。
同調圧力の2つの種類
同調圧力には、世間的なものと社会的なもの、2種類あります。
よく起こりがちなのは、親密な人の意見や行動をまねる「同調行動」と呼ばれるものです。
あなたはあこがれの芸能人の持ち物や服装をマネたり、彼らと同じ持ち物を手に入れようとした経験がありませんか?
それが「同調行動」と呼ばれる行為で、実は多くの人が日常しています。
もう1つの社会的なものは、人は自分の意思でなく多数派の行動をマネる傾向があるという同調性です。
「みんながしているから」「みんなが知っているから」という理由で、自分の頭で考えずに盲目的に従ってしまうことですよ。
たとえば、震災や豪雨などの災害時に「自粛ムードなので自分も従う」「仕事は終わったけれどみんな帰らないので定時に帰れない」などです。
このような「同調行動」は、安心できる場合が多いのです。
なぜなら、そのほうが周りの人になじんで悪目立ちしないからです。日本人は自分と違う行動をする人を攻撃対象にすることが多いですから。
「みんなと同じ」でいることで、心地よい安心感を得られるのです。
「ミラーリング」は同調効果を利用したもの
人には「自分と似ている他者に好感を持つ」という心理があり、それを心理学では「類似性の法則」と呼びます。
「類似性の法則」を用いて、相手の行動を鏡(ミラー)にうつった姿のように真マネるて好感をもたせる方法が「ミラーリング」です。
つまり、人には自分と行動が同じ人を親密に感じる心理特性があるのです。デートで食事に行くときに、この「ミラーリング」を取り入れると効果的といわれますよ。
たとえば、「相手が注文する飲み物やお料理と同じものを注文する」「相手が笑ったら自分も笑う」などです。ただし、やりすぎると逆効果なので、あくまでさりげなくですよ。
同調圧力は弱まってきている?
日本では、いろんな場面で他人と違う行動をすると白い目で見られます。
でも、最近はかなり状況が変わってきているように思えます。
情報が少なく村意識、家族意識の強かった昔の社会では、もっとずっと同調圧力は強かったのですが、今の日本人は価値観が多様化し、同調圧力はかなり弱まってきました。
でも、まだ同調圧力が大好きで、他人にも同じことを強制する人もいます。そういう人は、「みんなに迷惑をかける」「自分勝手だ」というまったく論理的でない理由で攻撃してきます。
でも、同調圧力はかける人にとってもかけられる人にとっても「利」にならないものです。
今後は自分の頭で考える人が成功する
世の中には「同調圧力を他人にかける人」「同調圧力に従う人」、そして「同調圧力に屈しない人」がいます。
これからの時代で、もっともうまくいく考え方は、同調圧力に屈しない人ですよ。つまり、自分の頭で論理的に考えて行動できる人です。
人は自分の頭で考えなければどんどん思考力、判断力がおとろえていきます。そして、新しい発想ができない脳になってしまうのです。
とりあえず周りの人と一緒でいようという考え方では、現代の価値観が多様化した時代に対応できません。みんなと同じことをしていたら、時代に取り残されてしまうんですよ。
周りの人ではなく、自分がどうしたいのかをはっきりさせて行動に移すことが大切です。
世間の常識なんて、5年もあれば簡単にひっくり返りますからね・・・。
自分の好きなことを仕事(ライフワーク)にしよう
同調圧力を気にして自分のしたいことができないというのは意外と多いパターンです。
「言うは易し行うは難し」・・・ですね。
もともと一匹狼タイプの人はすんなり行動できそうですが、みんな仲良しという協調性の強いタイプの人は難しいでしょう。
人にはそれぞれの性格特性があるので一概には言えませんが、一人でいること、一人で考え行動することって、すごく大事なことだと思います。
今は、昔と違って地域のつながりや家族のつながりがほとんどなくても、多くの情報が手に入るようになりました。
一人の時間を作って、じっくり考えてみましょう。
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